学生たちがゼロカーボンの未来を描く

学生たちがゼロカーボンの未来を描く

2025年11月4日

学生たちがゼロカーボンの未来を描く

日本工学院 Vision Craft × 関西電力CQ BANKの挑戦

日本工学院専門学校は、工業系から文化・教養系まで幅広い分野にわたる学科を設置し、実社会で即戦力として活躍できる人材の育成に力を注いでいる総合専門学校です。
同校の学生による放課後プロジェクト「Vision Craft」が、関西電力 「CQ BANK」メンバーとともにゼロカーボン社会実現に向けた新たな挑戦をスタートしました。

異常気象や地球温暖化が深刻化する中、気候変動を正面から見据え、ゼロカーボン社会実現の鍵となる生活者の行動変容を促す取り組みを模索しています。
「Vision Craft」は、元バンダイナムコのゲームプロデューサーであり、同校顧問を務める小山順一朗氏(通称:コヤ所長)をエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、姉妹校の日本工学院八王子専門学校で2024年より始動しました。
学生が自らの専門分野に閉じず、社会にインパクトを与える“ヒット作品”の創出を目指すことを目的とし、マーケティングや人間行動の基礎を学びながら、ユーザー視点でのサービス開発に取り組んでいます。
今回、コヤ所長と関西電力の「CQ BANK」プロジェクトメンバーで社会的課題に対する強い問題意識が共鳴したことをきっかけに、産学協働プロジェクトが実現しました。

本プロジェクトのテーマは、「ゼロカーボン社会に向けた行動変容を促すコンテンツの企画」。
持続可能な社会の実現に向けて取り組む関西電力「CQ BANK」プロジェクトメンバーと、柔軟な発想力を持つ学生たちが共に挑むこのプロジェクトは、未来に向けた大きな一歩です。
参加する学生はすべて自ら希望したメンバーで、説明会と選考を経て約20名が選出。

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説明会では、関西電力のCQ BANKプロジェクトメンバーが、「まだ世の中に浸透していない分野だからこそ、学生の柔軟で新しいアイデアを求めている」と熱いメッセージを送りました。
その言葉に刺激を受けた学生の一人は、「自分の発想や技術でも社会課題に貢献できることに希望を感じ、挑戦してみたいという気持ちがさらに強まりました」と語っていました。
2025年5月28日に実施された第1回ゼミでは、コヤ所長から「Vision Craft」の理念や活動の背景、そして人々の行動を促す魅力的なコンテンツを生み出すための考え方について講義が行われました。

気候変動の現状や地球温暖化の影響、脱炭素への取り組みの重要性についても学び、学生たちは積極的に意見を交わしながら理解を深めていました。
これからの活動を通じて、未来の行動変容を生み出す新しいアイデアが学生たちの手によって育まれていくことが期待されます。

※本プロジェクトは、関西電力の「CQ BANK」による収益の一部を活用した取組みではありません。試行的に「新しいチェレンジを応援する」活動の一例として実施しています。関西電力「CQ BANK」では、次世代を担う若者とともに、ゼロカーボン社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出しています。

第二弾の記事はこちら「共感が未来を動かす~日本工学院「Vision Craft」×関西電力「CQ BANK」、第2回ゼミで気候変動を考える~