お知らせ

未来を形にする

2026年2月20日

未来を形にする

日本工学院専門学校と関西電力の銀行サービス「CQ BANK」が協働して進める本プロジェクトは、
“ゼロカーボン社会に向けた行動変容を促すコンテンツ開発” をテーマに、学生たちの柔軟な発想と関西電力の知見を掛け合わせながら、未来の暮らしを変えるアイデア創出に挑んでいます。
これまでのゼミでは、気候変動の基礎理解や、生活者の行動変容を促す“共感”の重要性について学び、学生たちはプロジェクトの社会的意義を実感しながら意欲を高めてきました。
そして2025年6月11日、第3回ゼミとなる今回は、いよいよコンセプト開発の核心に踏み込む段階を迎えました。

ゼミのテーマは「人々を引き付けるコンテンツ開発の核心」。

Vision Craftのエグゼクティブ・プロデューサーである小山順一朗氏(コヤ所長)が登壇。コヤ所長がヒットゲームの数々を生み出した経験をもとに、魅力的な商品コンセプトを生み出すための思考法を紹介しました。

取り上げられた主な手法

「天才コンセプト爆誕法」

この手法は、新市場創造理論に基づく天才コンセプト創出のための科学的企画開発手法です。これは、コヤ所長がバンダイナムコ時代に『太鼓の達人』や『機動戦士ガンダム 戦場の絆』など100タイトル以上のヒット作品の企画プロデュースを通じて磨き上げてきたものです。
この手法の核は、新市場を創造する起点となる「わがままニーズ」(強い未充足ニーズ)の掘り起こしにあります。人の本当の欲求は、頭の中に浮かんだ「〜したい、やりたい。」といった表面的なものではなく、日常の行動や代替手段の裏側に隠れて表れます。
ターゲットとなる人の行動を観察し、その裏側にある不満や「本当はこうだったらいいのに」という未充足ニーズを推察・言語化するために、わがままニーズ発掘シートなどのツールを使用します。この分析を通じて、顧客の代替手段や問題点を機械的に反転させ、非常識な要求を含むわがままニーズを導き出すことができます。
そして、発掘された「超わがままニーズ」を「簡単で便利」あるいは「楽しく続けられる」形で満たすアイデア(I)とベネフィット(B:〜できます)を統合し、コンセプト(C=I+B)として落とし込みます。

こうして「多くの人が欲しがるのに、まだ世の中にない(珍しい)」体験をつくることで、聞いたり見たりするだけで「欲しいなあ」と思わせる「買う前に買わせる力」を持つ商品コンセプトを生み出すのです。例えば、「ゴミ拾いイベントに参加することなく、環境保護に貢献したい」といったニーズから、「気づいたら環境に良い行動をしていた」という状態をつくるヒントとして、この手法が紹介されました。
学生たちは、子どものころから親しんだ大好きなゲームがどのように生み出されたかを知り驚くとともに、自分たちの発想を具現化するプロジェクトをスタートする準備を整えました。

6月21日・22日には、短期集中ワークショップも実施されました。

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約20名の学生は3つのグループに分かれ、それぞれが“会社”のイメージで活動を開始。

「トライフープ」

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「Greenmate」

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「POPUKO」

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というユニークな社名の会社が誕生。

アイスブレイクや懇親会を通じてチームの結束を深めた後、ニーズの抽出とコンセプト開発に挑戦しました。

学生たちからは、「普段あまり使わない脳を使った感覚で疲れもありましたが、それ以上に達成感を得られた」「会社作りから内容決めまで楽しく取り組め、仲間と協力しながら企画を進められたのが嬉しかった」「意見交換を通じてアイデアがより面白くなり、新しい発想が次々に生まれたのが楽しかった」といった声が寄せられ、手応えを感じている様子でした!

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※本プロジェクトは、関西電力の銀行サービス「CQ BANK」による収益の一部を活用した取組みではありません。試行的に「新しいチェレンジを応援する」活動の一例として実施しています。関西電力の銀行サービス「CQ BANK」では、次世代を担う若者とともに、ゼロカーボン社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出しています。